ピン芸人のとにかく明るい安村さんが、イギリスの公開オーディション番組「Britain’s Got Talent(ブリテンズ・ゴット・タレント)」に出場し、決勝進出まで果たすという驚きのクエストを成し遂げましたね。
あのパンツ芸があそこまで大ウケするとは思いもしませんでした。
この番組では、歌やダンス、絵、手品など、様々な才能を持つ人達が素晴らしいパフォーマンスを披露します。
その場に、パンツ一丁のあの芸で参加するなんて、最初は無謀だと思いましたよ。
だだスベリして日本の恥を晒すことになるんじゃないか、下手したら大炎上してもう入国禁止になるくらい拒絶されるんじゃないかと、ヒヤヒヤでしたが・・・。
結果は、審査員も観客もスタンディングオベーションで大絶賛!
なんということでしょう!
ゲームの流れを見事に変え、観客を笑いの渦に巻き込みました。
そして、裸の勇者は各ステージを次々とクリアしていったのです。
安村さんがこのクエストを攻略したポイントを、順を追って見ていきたいと思います。
予選:”ヤバそうな人”からの大変身
まだ見ていない方はこちらをご覧ください。
カタコト英語の日本人が登場し、ガウンを脱いでパンツ一丁に。審査員達は凍りつき拒否モード。
観客も「この人、全部脱いじゃうかも・・・」とちょっと不安そうな様子。
しかし、最初のネタを見ると、一瞬の間があった後、「そういうことね!」と芸の内容を理解し、どかんとウケました。
以降は安心して見れたようです。
緊張と緩和の見事な活用でした(笑)
ネタもイギリス向けのものばかりで、イギリスの皆さんの心を掴みましたね。
こんな芸は見たことがないのか、もうウケ方がすさまじい。みんな子供のように大喜び。
そして、トニカクこと安村は予選を通過!
準決勝:完全に受け入れられたパンツ・ガイ
準決勝の様子はこちら。
準決勝では番組が演出をサポートしてくれるらしく、パンツ一丁のピン芸人にセットとキャストがつきました。
今回もばっちりイギリス向けのネタを持ってきましたね。素晴らしい。
予選で自信がついたのか、さらに堂々とした様子で芸を披露するトニカク。
とても楽しそうにやるので、見ている側も楽しくなります。
前回以上の大盛り上がりで、「パーーーンツ!!」と大合唱。
こんなに多くの人に大声で下着と叫ばせた人、他にいないんじゃないか。
でもここで敗退するよね・・・と思いきや、なんとワイルドカード枠(敗者復活)で選ばれてしまいました!
まだネタある?!大丈夫?
決勝:今まで以上に秀逸なネタで大暴れ
日本のパンツ・ガイ、とうとう決勝まで来ました。
序盤のネタはイギリスものではなかったけれど、イギリスでも有名で大人気のキャラクター達なので、みんなが理解できるものでした。
しかしこの後、それらは次のネタの前フリに過ぎなかったのではと思わせるような、秀逸なネタを投下したのです。
サイモンは評価が厳しく、容赦なく出場者を落とすことで有名。だから皮肉ったんですね。
イギリス人は皮肉ネタが好きらしいので、イギリスに寄せて入れたのでしょうが、それでもこれをやってのける度胸がすごい。
とはいえ、これは度胸さえあればできるわけではありません。
今までの行動で受け入れられた実績があるから、つまり審査員や観客との信頼関係があるからこそですね。
ちなみにこのネタの時、後ろのスクリーンに他のネタの時とは違うトニカクが映ります。
観客に理解しやすいよう配慮した演出に感心しました。
でもこれ、たむけんに見えるんだけど(笑)
最後のネタでは、演じる相手に最初のネタと絡めた形で敬意を示しました。
これはイギリス人からすると嬉しいんじゃないでしょうか。
このネタにQueenが反応し、なんとTwitterで紹介してくれました。
すごい!すごすぎる!
あの超大物までもがこのパンツ芸を受け入れてくれるなんて、本当に驚きです。
決勝は一番の大盛り上がりでしたね。
優勝はできなかったけど、これはもう仕方ない。
なぜなら、優勝者は王室の方々にパフォーマンスをお見せすることになるからです。
さすがにパンツ芸を選ぶわけにはいきませんね。
でもとにかく、トニカクはイギリスで大暴れしました!
多くのイギリス人を笑わせ、多くの日本人に「勇気」と「元気」と「やる気」をくれました。
安村さんがクエスト攻略できた理由
安村さんがこの高難易度のクエストを攻略できたのは、芸の独創性はもちろん、芸人として長年培ってきたスキルと経験があったからですね。
しかしこれだけではなく、彼の行動や姿勢にも多くのポイントがあったと思います。
クエスト攻略のポイント
- カタコト英語でも物怖じせずやり取りするコミュニケーション力
- 自信を持って堂々とした態度で挑む度胸
- キャストに小道具を返す時に毎回きちんとお礼を言う丁寧さ、礼儀正しさ
- 英国人が呼びやすい名前を使い、親しみやすいネタを提供する、相手目線の姿勢
- どんな
くだらないことでも全力投球でやり遂げるひたむきさ - 人も自分も傷つけない平和なネタから見える優しさ
- 相手を尊敬する気持ち
何かを真剣に頑張っている姿を見ると、人は応援したくなるものです。
人柄の良さを感じると、その人に好感を抱き、やはり応援したくなります。
アイディア力、行動力、人柄、安村さんはいろいろな点で人の心を掴みました。
今後、世界中から声がかかるかもしれませんね。
こんな風に面白いことを生み出していけたら、本当に人生をゲームとして楽しめそうですね!
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